WE編その後の日常

姫様こと本作ヒロインの火々里綾火さんが炎をまとって凛々しく構える表紙が目印のウィッチクラフトワークス第7巻は、
WEとのバトルの後日談から始まります。

ここにおいて姫様の行動理念が改めて明かされますが、
一貫したそれには清々しいとしか言いようがありません。
その他、
姫様があんな姿になったり、
二人である場所ヘ行ってドキドキイベントがあったりと、
ラブコメ作品としても十分に楽しめました。

また、
第7巻は、
多華宮くんの妹霞ちゃんとケモミミ娘こと倉石たんぽぽちゃんの登場シーンが盛りだくさんでした。
29話、
31話、
32話、
34話と二人がともに行動していることもあって、
かなりの露出となっています。
その中でも、
霞ちゃんの「妹」としてのスタンスや、
多華宮くんとの将来に対する計画が明かされてとても面白かったです（間違ってもヒいてはいけない）。
たんぽぽちゃんも、
姫様に魔法を使わずに瞬殺されるなど雑魚敵らしさに拍車がかかりつつも、
ケモミミ娘らしく「伸び」をするシーンがあったりとてもかわいいです。
さらに、
修行中（なのだろうか……）のメデューサ組やとても懐かしい気がする「星組」も登場します。
ただ、
その分クロノワール様はお休みのようです。

なお、
お話は全体を通してWE編に入る前のように多華宮くんと姫様の日常に焦点を合わせたものとなっていますが、
ポツポツと「過去編」に向けた情報も散りばめられています。
かざねと囚われのWEの会話がまた重要な意味を持ってきそうです。

カバー下には30話の補足漫画と詳細な設定が掲載されており、
これまで通りファンサービスが充実しています。

第8巻では多華宮くん達の過去がとうとう明かされることになりそうです。
発売予定はかなり先ですが、
とても楽しみです。