単体は平成前期、連動は平成後期ライダーの長所を意識した秀逸な次世代ベルト

まず結論から申し上げると、
平成前期ライダー風のベルトが好きならば、
戦極ドライバー未所持でも購入してもいいかと思われます。
連動なしで碌に遊べないという商品でもなく、
この商品特有のギミックも多彩です。

ただしほぼ一つで遊びが完結してきた平成後期二号ライダーベルトと比べると、
戦極ドライバーとの連動遊びは想像以上に奥が深く、
ゲネシスドライバー単体でもロックシードの音声は再生でき、
今後専用のエナジーロックシードが登場するので全力で楽しむなら相応のコストが必要になります。
それを踏まえたうえでも本作のプレイバリューは素晴らしいです。


ゲネシスドライバー単体の評価ですが、
番組のコンセプトと同様に「平成前期ライダーベルト」に近いギミックになっています。
一つ一つのアクションに機械的なSE、
炭酸飲料を彷彿とさせる「トクトク」「シュワー」といった効果音が躍動し、
ブォンブォンとクウガや剣などで聞かれた鼓動音のような変身待機音、
徐々にユニット下部のグラスに満たされていくうっとりするほど美しいLED。
見た目も上部にストローをもしたパーツなどテーマが反映されたデザインが施されていたり…

平らな構造で感触を大切にしながらも音声認識装置としての利便性も考えられた戦極ドライバーに比べるとメロンエナジーロックシード一個で遊ぶことも考慮した拘りが見られます。
総額は戦極ドライバーが高価ですがロックシード代を抜いてベルト単体の価格はこちらが上でそれだけ充実しています。


あと「暗い」という意見が多く、
確かにスイッチオン時、
ロックオン時などの声は暗いトーンですが、
変身時の三方向にパカッと開き発光するギミックはスーパー戦隊シリーズなどでもよくみられ子供受けのいいギミックだと思います。
またスカッシュ、
スパーキングの掛け声は語尾が強調されLEDも多色発光するのでギミック全体を見れば決して地味ではありません。


戦極ドライバーとの連動については、
情報でオレンジとメロンエナジーを組み合わせる新フォームばかりが宣伝されてそれしか出来ないものかと決めつけていましたが、
いい意味で裏切られました。