「排除したい」と嫌うものにこそ、実は宝が隠れている。
この物語のいいところは、
豆太がジサマを助けた後も、
相変わらず甘えん坊のままで終わるところだ。

よくある児童絵本ならば、
「それ以来、
豆太は勇敢な男の子になった」というように、
教訓的に終わるかもしれない。
しかし、
そういう結末は、
子供をありのままに受け止める余裕のない大人の「身勝手な希望的結末」だとも言える。

真の自立には、
依存が不可欠だ。
河合隼雄氏がこのことを明快に論じておられるのを見つけた時、
胸のすく思いがした。

「自立とは、
実は、
依存を排除したところにあるのではない。
十分な依存の裏打ちがあってこそ、
そこから真の自立が生まれ出てくる。

子供を甘やかすと自立しなくなる、
と思う人もいるが、
確かにこの時、
親の方が自立していない場合は、
子供の自立を妨げることになる。

親が自立的であり、
かつ子供に依存を許すと、
子供はそれを十分に味わった後は、
勝手に自立する。

豆太は、
ジサマを助けた後も、
弱虫で甘えん坊だった。
そんな豆太を、
ジサマは丸ごと受け止め、
信じ、
愛した。

だからこそ、
豆太は、
オトウやジサマのように、
たくましく優しい若者に育ったに違いない!と思うのだ。
豆太は、
村一番の勇敢な猟師になったかもしれない。

豆太は「本当の自立は依存に裏打ちされている」ということを、
自分の体験から知っている。

だからこそ、
豆太もまた智慧のある大人に成長したに違いない・・・と思うのだ。

子を育てる智慧とは、
そうやって親から子へ、
子から孫へ、
理屈じゃなく、
体験として受け継がれるものではなかったのか。

日野原重明先生は「子育てとは待つことだ」と言っておられた。

私は「信じる」とか「愛する」とかいうこともまた、
「待つこと」であるような気がしてならない。

特に昨今、
日本で忘れ去られようとしている「子育ての智慧」・・・それは即ち、
「愛する」ということの智慧に他ならない。

「モチモチの木」には、
実は、
それほど大切なことが描かれているのだと思う。
モチモチの木 (創作絵本6)

その他の感想

これ本物?買った途端に値段が下がってた・・・。
2個が1個のように組み合わされて入ってました。
10年間使っていましたが・・・
値段を考えたら,まずまずでしょう
東方神起愛してます(=’∀`)人(’∀`=)
久しぶりの”衝動”
やはり烏賀陽氏の本の方が良さそうです
いい記念に
低評価の人たちへ
デカフェだけど
見た目もいい
健さんが満載
申請書などの記入用
旧タイプと比べるとイマイチ
漏れました
80ワザ拝借
中途半端な知識の自分には大変重宝。
娘のオモチャ
少しかさばりますが、「取っ手」「スタンド」の機能は非常に良いです
待望の中級参考書、登場
ワックス併用でグッジョブ
めっちゃ最高やん!
芯はないけど使い方しだい
音ゲーではありません
貧弱〜!
太目には最高です
デザインは良い・・・が
ゲームAIの入門書としてとてもいいです
取り付け部分が小さすぎます。
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