ぜひとも2010年代の愛すべきデタラメなアメリカを描いた続編をお願いしたい
 FBB(ファビュラス・バーカー・ボーイズ)が1998年当時のアメリカを旅して、
カルトやアングラなカルチャーゆかりの人と土地を訪ね歩いてまとめた一冊です。
1999年1月刊行のものを再編集して2013年11月に文庫化しました。


 なにしろ再編集までに15年近くの歳月が流れているので、
著者自身「文庫版まえがき」で記すように、
ここに書かれた街も人も大きく変わり、
人の多くは故人になったり、
施設の多くは閉鎖されてしまったりしています。
それでも90年代までのアメリカの“伝法な”輩どもの型破りぶりが全編を貫いていて、
呆れつつも彼らのパワーに気圧されながら頁を繰り続けました。

 ラス・メイヤーの巨乳屋敷を訪問するところから始まり、
ジョン・ウォーターズの悪趣味御殿や、
黒人スラムにそびえたつワッツ・タワーを精力的に訪ねて回る二人のエネルギーは半端ではありません。


 著者二人は映画に造詣が深いので、
映画ファンにとってはたまらない逸話の数々が読ませます。
古き良き時代のハリウッド映画は、
健全で心優しい人々の物語に満ち溢れていましたが、
その陰には、
強欲で自己中心的な人々のむき出しの欲望が渦巻いていたわけで、
その混沌の世界の奥へと、
著者二人が「お●んこ」だの「ち●こ」だの「キ●ガイ」といった言葉を連射しながら露悪的に分け入って行く様は痛快といえます。


 ただ思ったのは、
以前の書を文庫化することも悪くはありませんが、
前世紀末に挙行したこの地獄のアメリカ観光を、
もう一度2010年代に二人でやってくれても良いのではないでしょうか。
まだまだアメリカの各地で、
この本の内容以上のアングラカルチャーは増殖しているはずです。
50代に入って円熟味を増した著者たちの目を通じて、
アメリカの愛すべきデタラメぶりを今一度活写してもらいたいものです。
ファビュラス・バーカー・ボーイズの地獄のアメリカ観光 (ちくま文庫)

その他の感想

絶望の中からの希望を見出す実際の物語
SQ100-88 から使い続けて
ええーーなにこれーー
モニタ周辺がスッキリ!!
煙が少ないお線香
剪定のコツとタブー
良いと思うけど……
サマーウールのスラックスの折り目がピッチリ付きました
とてもきれいなサンダルでした。
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ホッとするお味♪
これはヒドイ。便乗にも程がある。
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初のセイコー5
きわどくエッチです
過去作との操作性の違いあり
ありがたや、臭くなりにくい
それほどマンガではありません
0.7mm
コールマンなのに安くて丈夫でデザインも良い
持っていて損はない!
動物いっぱい!
プールバッグ
今までは嫌いなシリーズでしたが、とにかく買いです!
金具、本革とも高品質
2015年が楽しみ!!
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