自分の街を再発見

私は東京に住んでおりますので、
東京に観光に行くために本書を購入したわけではありません。

東京をより深く知るために、
外国人の視点で書かれた本書を購入することにしました。


まず、
本書では最初に4日間の旅行をする際のモデルルートが書かれています（pp.20-21）。

これによると、
例えば1日目は、

【明治神宮と竹下通り→神宮前で昼食（魚定食）→浮世絵太田記念美術館→根津美術館→神宮前で夕食（とんかつ）→神宮球場で野球観戦または国立能楽堂で能鑑賞】
という原宿を中心とするルートが紹介されています。

同様に、
2日目は浅草と隅田川、
3日目は新宿、
4日目は築地・銀座・丸の内・六本木を中心とするルートの案内があります。

これにしたがって東京を回れば、
東京の「エッセンス」を楽しむことができそうです。

もちろん本文にはこれ以外の観光地についても詳しく書かれています。


また、
本書で紹介されているレストランの情報も役に立ちます。

いつも通っている道を一本曲がったところにあるハンバーガー屋さんが紹介されていたので試しに行ってみましたが、
バンズも柔らかく肉もジューシーでとても美味しかったです。

さすが、
モントリオール出身の著者が勧めるだけのことはあるな、
と思いました。

いつも歩いているところの近くにこのような店が隠れ家的に存在していることを知れただけでも、
購入した甲斐があったと思います。


東京を観光で訪れる人はもちろん、
東京に住んでいる人でも楽しめる一冊です。