7人のいとこと、個性豊かなおばさんたちに囲まれて

たった一人の家族だった父親が亡くなって、
Alecおじさんに引き取られることになったRose。

おばさんや大おばさんの家で、
Alecおじさんが航海から帰ってくるのを待つRoseは、
家に閉じこもりっぱなしの、
退屈な時間をもてあました、
ひ弱で寂しい女の子でした。

しかし、
今まであまり会ったことのなかったAlecおじさんは、
ちょっぴり変わった教育方針でRoseを楽しませます。

おじさんや7人の男の子ばっかりの従兄弟たち、
そして個性豊かなおばさんたちのなかで、
Roseは少しずつ、
健康で教養がある、
優しい素敵な女性に育っていきます。


「若草物語」のAlcottの作品。

最初は、
結構おとなしめですが、
みんなにお人形さん扱いされていたRoseが力を発揮してきて、
従兄弟達に認められていくと、
どんどん楽しくなってきます。

当時の画期的なファッションとか、
子どもたちが読んでいる本に親が眉をひそめる話とか、

そういった話もとても興味深くておもしろかったです。