現１０代、２０代にとってののドラゴンボール

当時螺旋丸などの術の練習をしていた方も多いのではないのでしょうか。

昔の子供たちがかめはめ波を必死で習得しようとしていたように。


国内累計発行部数一億三千万部以上。
ドラゴンボールの後を継ぎ欧州、
欧米の日本漫画市場を押し広げ、

現在海外で最も評価の高いといっても差し支えない日本漫画。
商業的には間違いなく名作です。


画力や演出面においても連載当時のジャンプでは頭一つ抜きん出ていました。

キャラクターの心理描写もくどい程に対比を使って描ききっており、
「やられるためだけの敵」を極力出さない作品。

その反面、
圧倒的な人気ゆえなかなか集英社に終わらせてもらえず引き伸ばしや後付けが目立つストーリでした。

時系列には細かい矛盾も多数あります。

しかし最後は作者が当初から想定していたであろうラストを描き、
ストーリーの破綻やテーマのブレがないうちに終わることができてなによりです。


次の世代にも語り継がれていく作品であることに疑う余地はないでしょう。


ここから駄文

また皆様のレビューを見て思ったのですが、
描写面に違和感が有ることや引き伸ばしすぎて飽きたこと、
最終話の話数調整のために予定調和になっていること、
六道仙人等の設定の違和感、
ご都合主義、
主人公が強くなりすぎて共感できないなど大半の批判は理解できるのですが、
懐古厨なのかただのアンチなのか知りませんけど過去の名作を引き合いに出し的外れな暴論（物理法則って・・・）を振りかざす方がいるのはただただ残念なばかりです。

ドラゴンボールやスラムダンクなどの名作を見てきた世代が甚だ乏しい読解力で今の世代の作品（ワンピースや進撃の巨人）をよく読みもせず、
「比較」という形でしか批判できないのは自称漫画読みとして見ていて恥ずかしい気分になります。
無論買った商業作品を批判する権利は買った者全員にありますし、
ただの対立厨かもしれませんが、
自分の嫌いな作品を貶めるために優れた作品の名前を汚すのは是非ともやめていただきたいものです。