戦いの美がここに。

12巻も一気に読んでしまいます。

ふりかえれば1巻からずっと、
必ず対戦シーンが描かれていますが、
飽和感を抱かせないのは
対戦相手が手を替え品を替え、
実に様々な個性のメンツが登場するから。

本巻はその１つの極って感じでもあります。

予選ブロックなればこそ。
勝ち進んでいくと、
イロモノ（？）的なキャラよりも
ストイックに強さの描写になっていくでしょう。
それもまた楽しみです。

（新の強さを少し垣間見ることができたのも、
うれしいところでした。
）

そして「美しいんだな　強いかるたって・・・」という言葉。

かるただけじゃなく、
あらゆることに共通している真理ですよね。

武道でも、
スポーツでも。
本当に強い人って、
必ず美しい。


必死になること、
一生懸命にやること、

若いときに１つのことにバカになって情熱の全部を懸けること、

それはちっとも恥ずかしいことじゃなくて、
かっこいいことなんだと
世の中に訴えかける漫画がまた１つ生み出されていることを、
ありがたく思います。