正直すぎる瞳

本誌で有安のロングインタビューが掲載されるのは「米子の夜」について語った時以来なんだろうか。
本書でも触れられているが、
やはりあれは相当ぶっちゃけた話だったんだなあと。
どっかしらファンの中にもあったかもしれない、
他のメンバーと浮いているのでは、
という部分も含めてあの話をするというのは相当意識的だったんでしょう。
さて、
本書ではそれ以降の密着ドキュメントとロングインタビュー。
色々と思う所はありますが詳しい話は割愛しておきます。
やはりここまで深いところに踏み込んでくれるのは本書だけでしょう。
「推され隊」対談ではおおよそ笑いのネタのようなものとして楽曲になった不満なりがもっと真摯な悩みであったという点、
それも今では大したことないと語ってしまえる辺り、
強くなっているんだなあと。

ももクロ以前についても大いに語る母子対談などは楽しく読める。
ウィキペディアの記事を母親自ら追記したというのは、
また。
ライブのバックステージパスや小道具などのコレクションとか、
ページの隅にブログのものと思われる同じポーズの写真が載ってたりとかもいいですね。
スペシャルフォトでは普段は見られない表情なんかも。
読めばますます応援したくなる一冊です。