原作の豪を思い浮かべて読むと特に前半で幻滅するかも。

大人になったレッツ＆ゴーというのが目玉企画の雑誌だったと思いますが、

個人的には自分が少年時代に愛読していたキヨハラくんの新作の方に一番惹かれ購入しました。

掲載マンガの半数以上がパズドラやカードゲーム関係の作品など、
過去のマンガとは特に関係のないものでしたが、

過去コロコロコミックで連載されていた作品関係についてレビューします。


キヨハラが西武、
クワタが巨人のユニフォームを着ているということでモリ監督、
クドーやON等当時のキャラが集合するのかと思っていましたが、

この二人が監督となり現役選手同士のオールスター対決で、
彼らは登場しませんでした。

ノムラ監督やマツイは出ていたものの、
アキヤマ、
ハラやナカハタのような現在監督になっているレギュラーだったキャラも出ていないため、

マンガのキャラとしては思い入れのない現役選手メインよりも、
当時のキャラが出しやすいOB同士の試合が良かったと思います。


レッツ＆ゴーの方は豪以外の原作キャラは烈と佐上親子が登場していますが、
彼らの現状は特に描かれていません。

気になったのは、
翼が豪の実子かはっきりしない点でした。
(母親は原作に出ていた誰かというわけではなさそうです)
豪の反応から、
実子としても婚外子ではないかと思われます。

(おじに当たる烈の反応から、
烈とは初対面(それどころか存在を初めて知ったかも)かほとんど会っていないように思えます。
)
このへんの妙な設定もあり、
翼が登場したあたりの描写が母親・豪共々不愉快に感じました。

レースで結果が出なくてやけ酒、
くらいはいいとしてもそっちの方までだらしないというのはちょっと…。

このことは後半のストーリーにはほとんど影響せず、
またジュンとまだ交流があるのですから、

普通にジュンと結婚してできた子供、
という設定で良かったように思います。

話の流れ自体は王道で悪くなかったと思いますが、
当時の豪が好きなら前半の描写に幻滅するかもしれません。


のむらしんぼ先生の作品は2本立てで、
最初が彼の半生、
その次がコロコロコミック創刊時の話です。
ハゲ丸のような4コマ漫画ではありません。