無名の人々の現場力
門田氏の作品には、
困難や壁に恐れず毅然と立ち向かう男たちがいつも描かれる。
昨今、
警察小説や映画が多いが、
本書は実話、
しかも実名とあって、
読む前から期待が高まった。

昭和四十代に都内で多発した企業爆破事件。
時代をおおう空気、
公安部の勇姿、
その家族らを丹念に描き、
当時の記憶から引き出されていった証言の数々。
構成が実に緻密で、
取材協力者が多いことに驚かされた。

その具体的な証言から、
取材提供者に対する氏の誠実さ、
事実を忠実に書きつくそうとする姿勢を何度も感じる。

彼らの闘志が、
ひとつひとつ事件解明のきっかけに繋がってゆくのだが、
戦争を体験し生き残った彼らの、
人命に対する尊厳、
身勝手な犯罪への憤りは深い。
読みどころのひとつだ。
翻って、
現代社会を照らさざるを得ない。

事件は未解決という点から、
改めてノンフィクション、
事実を記録し残す価値、
必要性を思う。
誰かがやらなければ事実は忘れられ、
資料は散り散りになって、
俯瞰して見通すことが難しくなってしまうからだ。
門田氏の底からの熱意が毎回貴重な本となっている。

是非多くの人に、
特に団塊世代に、
読んでほしいと願う。
狼の牙を折れ: 史上最大の爆破テロに挑んだ警視庁公安部

その他の感想

クッションがよくなっているみたい
ちょっとゴツい
息子と一緒に楽しみました。
物は良い品ですが
優しい気持ちになれるアニメ。
自分を知っているからこそできるお洒落
購入から、しばらく経ちまして…
第1部と変わらず
パンにつけて味える美味しいオリーブオイル
私は、いつもこれ!!
いつでも美佳に会える…
セールスレターをイチから学ぶためではなく、辞書のように使う本
綺麗に発色
佐藤優の復活を告げる一冊
BEST OF SUM 41(3RD EDITION)
貴重な廉価版スタディスコア
広島本大賞 受賞 おめでとうございます
虐待をしそうになった時に読んで欲しい
電子雑誌全般にいえますが
ビクロスのコーキングガン、丈夫モデルです。
保存食品に関する上質な雑学本
ハイレベル・ハイコストの逸品
ここまでひどい商品は初めて
爽やかで心地いい
工業用石鹸の決定版ですね
Fabは資本主義の最先端?
なんか知らんが
タバコの箱に入ります
本物の凄さ
逃げながらも真実を追い求める定助。
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