流言で報道に対抗する
震災・原発事故にかんする報道の問題を扱った対談本。
全体として上杉氏が話を牽引し、
烏賀陽氏は聴き手に回るかたちになっている。


本書の巻頭には、
『3.11福島第一原発事故発生から、
最初の一週間』 というタイトルの表が掲載されており、
3月11日から18日までの出来事に、
政府、
東京電力、
大手メディア、
フリーランス、
海外の各々がどう対応したのかが比較されている。
この表で3月13日の出来事は「3号機でベント開始」であり、
対応する「大手メディア」の欄は「各紙輪番停電を報じる」となっている(他に広域避難について朝日から引用)。
しかし、
実際のこの日の各紙1面見出しは、


・朝日:『福島原発で爆発 周辺で90人被曝か 第一1号機炉心溶融、
建屋損傷』 
・読売:『福島原発で爆発 第一・1号機 炉心溶融の恐れ』
・毎日:『福島原発で爆発 東日本大震災 国内初の炉心溶融』
・日経:『原発の炉心溶融』

であり、
読売以外1面にも載っていない輪番停電を、
この日の代表的報道だったかのように見せる理由が不明である。


3月14日の「出来事」欄は「3号機で水素爆発」であり、
実際この日の11時過ぎに起きた爆発は各紙夕刊1面トップで(夕刊のない地方紙では翌15日の1面で)報じられている。
ところが表では「フリーランス」「海外」の動向が枠一杯に書かれているのとは対照的に、
この日の「大手メディア」欄は「各紙計画停電を報じる」と一言あるだけである。
著者らは、
炉心溶融や3号機の水素爆発が国内で大きく報じられていたことを読者に知られると、
何かたいへん都合の悪いことでもあるのだろうか。


16日「3号機から白煙」、
17日「陸上自衛隊のヘリコプターで3号機へ海水投下」、
18日「東京消防庁レスキュー隊による3号機への放水開始」も、
当時いずれも各紙1面の見出しになっている。
しかし本書の表によると、
この3日間の「大手メディア」欄はすべて空白で対応する報道が無かったことになっている。
こうした操作は一種の捏造になるように思われるのだが、
著者らは何を意図してこのような捨象を行ったのだろうか。
報道災害【原発編】事実を伝えないメディアの大罪 (幻冬舎新書)

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