巻を追うごとに面白さが増します。ブラボー

読んでのお楽しみの要素がてんこ盛りなので、
迷っている方はぜひ手に取りましょう！
胡汀さんとの進展もあり甘さと神話関連のシリアスな謎解きとが素晴らしいブレンド具合です。


胡汀さんは艶と溺愛度がまして麗しい！
そして今回メインの知夏限定純情派の伊織さん。
彼はこの巻で大幅に男前度がアップ！
一皮むけて惚れそうです。


唯一咲耶さんはいらなかったっ、
と思いますが知夏がより周囲との絆を深めていくことを描くためには展開上必須だったのでしょうか。
今ひとつ読んでいて苦く、
喉に引っかかった魚の小骨のように気になるのですが。
。
。


巻末の終わり方も大変気になる引きになっており、
続刊が楽しみです。

今回は朝火さんは出番がほとんどありません（残念）。


しかし、
たんなる逆ハーレムものにならないのがこの作者さんの素晴らしい所です（力説）。

ヒロインの人物像がぶれることがなく、
また神話と現在との多層的な物語世界を通して浮き彫りにされる、
神と祭祀、
血脈と個の描かれ方に読み応えを感じます。

もちろん、
遠凪さん＋緋剣といった男性キャラの魅力はいうまでもありません。

目が離せない一押しシリーズです。


補足：角川HP（[]）に緋剣たちを描いた書き下ろしまめノベルがでています（4/28現在：白雨、
朝火、
未不嶺）。