もう一つの虎の巻

原題はThe Power of Awareness-「自覚の力」
著者はまず「私は在る」の自覚から話を始めます。

「私は在る」（I AM）とは無限なる自己、
神の自分。

それを自覚することにより望む未来に引き寄せられるパワーが出てくる。

これが史上最大の「秘密」―Ｓｅｃｒｅｔ―だそうです（１２章）

「創造は終わっているのであなたの望むものは既に存在している」
という話が『ザ・パワー』に出てきます。

この本を読んでこの意味がようやく腑に落ちました。

詳しく書かれています。


エイブラハム（ヒックス夫妻）の思想もここに辿れると思います。

多くの啓発本を書いているジョー・ヴィターレも
ネヴィルの愛読者でかなり思想的影響を受けています。


著者が20歳でジョセフ・マーフィーと同じマスター（アブドラ）に
師事したという話に驚きました。

ジョセフ・マーフィーと言えば自己啓発の大御所。

アブドラについて知りたくなりました。


破産した実家の商売を立て直した著者の体験にうなりました。

本に載っていた“Goddard Enterprise”を検索して話の真実性を確認。


この本を読んで引き寄せの法則の『コツ』がつかめました。

「想像力のコントロール」。
これに尽きます。

そのコツがこの本の全編にわたり言葉をいろいろに変えて
しつこいくらいに説かれています。


実践的であると同時にかなり深い味わいのある思想書です。

最後の章の『あなたは愛さなければ何ものも創造しなかった』の言葉が
胸に迫りました。
愛と思いやりの込もった本です。