武道を考える

前半は心理学的な話題であるが、
全体として武道とは何かを考察している。

現代の武道と呼ばれるものの大半は（試合を行うので）競技であるとの著者の主張は共感するところであるが、
本来一瞬で生死が決まる武道を試合で行う訳にはいかないため、
仕方がないと感じた次第。

後半は沖縄の空手の話題が中心であるが、
難しくて今一つ頭に入らなかった。

武道とは何かを考えるきっかけになる一冊であるが、
空手の稽古を続けている私自身には得るところが少なかったというのが正直なところ。