大きな謎に包まれている組織のとりあえず分かってるところまで整理
 中国海軍の中興の祖といわれる劉華清が、
八路軍の時からトウ小平との関係が深かったというのは知りませんでした(p.49)。
実際、
外洋海軍(ブルー・ウォーター・ネイビー)を目指す八五戦略によって、
中国海軍は第一列島線の内側から出て、
沖縄本島と宮古島の間を抜けて進出するようになりました。
最近もワリャーグを改造した遼寧が就役しましたが、
カタパルトが旧式な上に、
傾斜式の滑走路であるために、
30秒に一機ずつ飛びだたせることのできる米軍の航空母艦に比べて、
能力が70%落ちるそうです(p.61)。
しかし、
空母戦を挑まなくても、
ASBMと共に接近阻止・領域拒否の戦略をとることも可能かもしれません。
にしても、
尖閣列島での船長逮捕事件が起きた時には徐沖という兵士が楊外相に対してカルシウム・サプリメントを送りつけて強硬姿勢を示せと迫ったという事件があったというのには驚きました(p.78-)。


 軍事委員会が現在のような整理された姿になったのはトウ小平の時代からで、
毛沢東の場合は、
やりたい放題。
林彪の軍内部での力が強大化しすぎたことに不安を感じた毛沢東は、
1971年8月に北京衛戍区司令に大きな権限を与えて総参謀部の許可なしに部隊を集結させたそうで、
直後に「9・13事件」が起こります。
その後、
毛沢東は73年に一つの軍区に一人の司令官が長く居すぎるという問題を一気に司令官を入れ替える人事などによって変え、
《野戦軍から引き継がれ、
中国共産党指導層にも広がっていた軍閥系派閥を、
徐々にではあるが、
破壊していく》ことになる、
と(p.119-)。


 また、
陸海空軍のほかにミサイルと核を専門に扱う「二砲」という軍種も総参謀部の系統には属さずに、
中国中央軍事委に直接指揮される組織としてつくられました。
ここらへんも、
権力は分散させる、
という毛沢東の本能なんでしょうかね。
また、
軍系の企業として中国保利集団が、
軍や党の幹部の受け皿として大きな役割を果たしているということも説明されてますが、
こうした軍系企業は、
400万人を越えていた兵力を半減されるリストラの中で、
兵士たちの受け皿にもなっていたそうです(p.169-)。
中国人民解放軍の内幕 (文春新書)

その他の感想

息子の秋冬用の下着として買いました。
ピカピカの新品は届かない
オリジンファンなら即買いしていいです
エレン版も勿論通常版に換装できますよ
子供のクリスマスプレゼントに買いました。
不具合3点
そうなのかな
結構お気に入り。
分数が苦手な子どものために
マッチングがクソ
仕事で必要なため購入しました。
行軍というシンプルな行動の厳しさ
家のIHでは使用できませんでした
TOEICを受けるなら必須の一冊
フランスが舞台
定価より高いけど…
企画だおれ品
俯瞰するには。
TAKI
仔犬印エルム型ティーポット スチール 2人用とセットで購入しました。
ゴージャスなコスチュームがカッコイイです。
熊谷徹の真骨頂。まさに時宜に沿った貴重な本である。
激列
雑誌としては普通。
願丈
中国製ですが、とても明るいです。
入門書としては、悪くありません。
迷彩柄が気に入りました。
新出配当漢字について
初心者でも楽しめる美術史入門
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