小さくても力強い逸品

比較的商品化に恵まれているアイアンマンですが、
今回のマイクロヤマグチは上手く差別化できているように思います。


■良かったところ
まず、
ヤマグチ式可動がいかんなく発揮されているところです。

腹部はすさまじいまでの捻りと屈みができ、
股関節は2重関節を採用することで金色の太ももを大きく上げることができます。

それに対し肩は山口氏お得意の軸が斜めに入った仕様となっており、
動きに制限がありながらもどう動かしても綺麗に力が入っているポーズに決まるようにできております。

この圧倒的自由可動と制限をつけた可動部のおかげで比較的小さいサイズ（iPhone4Sと同じ）でも力強さがあり、
リボ球も肘のみの露出で
隙間も出ないようにできているので存在感があります。


また、
本体が他製品と違ってメタリックレッドではないのもポイントです。
これにより塗装禿げを気にせず遊ぶことができます。

質感はメタリックレッドより劣りますが、
成形色は濃い赤で安っぽさはありません。

金色は可もなく不可もなくといった色で、
顔の塗装も良好。
口部分にはスミ入れされており、
ちゃんと似ています。


■気になったところ
足首の可動範囲がイマイチです。
立ちポーズや浮遊ポーズに十分なレベルではあるのですが、
足首が更に柔軟に動けば股関節と対応して更に遊べたんじゃないかと思います。

個人的に台座の取り付け位置は足裏だけでなくお腹の背面にもつけて欲しかったと思います。


総括
もともとリパルサーレイで戦うヒーローなので平手とを付けさせておけばバリバリ遊べるようにできています。

首がしっかり上を向くので飛行ポーズやおなじみの地面パンチがしっかり決まるのが嬉しいですね。

値段も手頃で観賞用のフィギュアを持ってる人にもオススメです