フルHDムービー再生に高いコストパフォーマンス

AMDの再生支援機能であるUVDの3.0に対応したファンレスのビデオカードです。

手頃なお値段でCPUのパワー不足を原因とする動画のカクツキが解消できます。


M2TS形式のAVCで28Mbpsかつ1920x1080@60pのような厳しいソースや、
mp4コンテナで24pと60pのVFRになっているような変則的な動画ファイルの再生でもしっかり再生支援が効いています。

Athlon64 X2 5400+にDDR2メモリのやや古い環境ですが、
上記の動画を再生する際でもCPU負荷は再生初期やシーク直後を除けば30％以下です。

再生にはフリーで入手可能なMPC-HCのDXVA対応デコーダを使用していますがh264のデコードでは問題ありません。

（Xvidの再生支援など、
他のUVD3.0の最新機能を使用するには有償のソフトが必要かもしれません）

3D性能では、
FFXiBench3において交換前のpalit製HD2600XTが5294-Hであったのに対して、
このボードは4834-Hの値でした。

このボードは6450の内でも低速なDDR3メモリの上にファンレス用にクロックダウンされたモデルなので期待していませんでしたが、
意外に良い値でした。


ヒートシンクがちょっと簡素かな？と思いましたが、
案の定、
室温28度に対してアイドル時で50度前後のコア温度です。

もっとも、
室温が30度を超えたり負荷をかけたりしても60度未満で安定していたので問題の無い範囲だと思います。


なお、
自分が購入した国内正規代理店によるリテール品にはロープロファイルブラケットが付属していました。

ロープロファイルでアナログVGA出力を使用する際にはIOパネルを２段分占有します。