結局順番は風俗→ヤリ友→彼女

この本はその辺のうさんくさいノウハウ本ではなく、
はてな匿名ダイアリーぐらいのレベルのリアリティはあります。

また、
童貞を卒業する、
というためだけならタイトルの順番が最も簡単でしょう。

恐らく世の中の多くの童貞が望んでいる「初めての彼女を作り、
そこから自然にセックスまで持っていく」という本ではないです。

彼女が出来るまでの過程は参考になるかもしれませんし、
恥ずかしい振られヒストリーを生々しく書き、
共感を持てるように作っている点は好感が持てます。

彼氏にするには微妙だけど友達としてはいい人と異性に言われてしまうタイプの人には、
その後の童貞を捨てる行程には目をつむって、

振られヒストリーを読んで共感することを目的に本書を読めばいいかもしれません。

ただ、
ディズニーランドの待ち時間60分の間会話が続かない人とはそもそも付き合っても続かないだろうし、
添い寝のエピソードでは襲ってしまえば後から強姦で訴えられても全くおかしくありません。

同意していない女性に対して襲いかかるのは犯罪です。
童貞だからって襲っていい理由にはなりません。


本の内容は一言で要約すると「童貞を卒業するだけなら風俗でヤリ方を身につけたあと、
出会い系でヤリ友を作ってから別に彼女を作ればいいよ」とのことです。

著者は彼女いない暦＝年齢のまま童貞を卒業しているのです。


出会いが少ないこの世の中で行動を起こさないと彼女ができないし、
社会人になってからの行動の起こし方や出会い方については同意できる部分があり、

女性との出会いツールとして（出会い系に限らず）SNSは有効であるという著者の主張は納得できます。

童貞を捨てるにはまず著者のように、
傷つくことを恐れず何度もトライしまくることを心がけなければいけないのかも知れませんね。