時代を下り論理的に表象されていく易
 下巻は、
周易下経と周易繋辞伝上伝・下伝、
周易説卦伝、
周易序卦伝、
周易雑卦伝を収録している。
周易の上経・下経を通読していくと、
だんだんにその叙述の特徴と表そうとする世界観・宇宙論が明らかになっていくところが面白かった。
それぞれの卦に含まれる六つの「コウ」(該当する漢字が見つからなかった)が、
初コウから終コウまで時間的にも連続し、
空間的にも連続して捉えられ、
六つのコウにそれぞれの陰陽を見て、
隣り合うコウ同士や1と4、
2と5、
3と6で感応しているかいないかをも勘案し、
それぞれのコウにおかれた人間の状態について解釈・解説し、
処世の策を示していく展開が上経下経で続いていて、
この方法だと読むものは自分の境遇について思いをめぐらすことができるし、
処世の術も学べる。
しかもその叙述が決して観念的には終わらずに、
自然現象や家族の係わり合いや他人との交際、
国家を治めることについての具体的な例を用いているから、
退屈することがない。
一つ一つが決して長く書かれていないのもいい。


 そんな上経下経に比べると、
繋辞伝は上経下経での内容を総合し、
一貫した論理体系に纏めようとする意図で書かれている。
どうも朱子による論理構成が加えられているようだが、
読んでいくと論理的には非常に説得的だし非常にスムーズな叙述になっているが、
上経下経のような面白みがないように思う。
説卦伝・序卦伝・雑卦伝と続いていくと、
最後はそれこそ落語のネタになりそうな書かれ方に思えてくる。


 ともあれ、
易経で示された易簡・変易・不易の宇宙論が非常に動的で壮大な体系であることが十分にわかる書籍だった。
中国思想に興味がある人にはうってつけだと思う。
易経〈下〉 (岩波文庫 青 201-2)

その他の感想

本当に良い本です!
結構暖かいです。
大雪で、助かりました。
工場に設置しました。
これはお買い得。
走りのメカニズム・評価・修正方法がわかりやすい
大きさで
心に染みる
質感は○。しかし…
SONY、最悪な売り方。分けるなよ!
今日的にも示唆に富むアメリカ民主政治の研究
KENDA KWEST 28Cは定番だが、、、、、
温度はなかなか正確,湿度はまあこんなもんかな
効果があるかは…?
もうひと寄りできます
ゆりさんみたいになりたいー
求めてたもの
素晴らしい師と素晴らしい生徒の奇跡の音色
コンパクト、見た目良し!
これも納豆感強いです。
なかなか!着てみて感心
帝王切開経験者には勉強になるかも
こけしってめんこい!
地味だけどとても勉強になる。
明るさがもう少し欲しかった
小さくて目立たないです。
ヘイトにゃのは!
とっても迅速で、とっても丁寧です!
間違いが時々見られます
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