ECで上手くいかないと困憊している方や、ECを簡単に成功できる魔法の杖と思っている方に！

あとがきから読む癖があるのですが、
「僕たちは、
売上をあげることを最終ゴールにしていません」という
著者の言葉が目に飛び込みました。
え？この本って、
そういう話じゃなかったっけ？と目を疑ったのも束の間、

まえがきを読んで、
他のEC成功ノウハウ本とは違う内容が盛り込まれてることを確信し、
安心して読み進めました。


おすすめの理由を3つ上げます。


まず、
やってはいけないことが惜しげもなく整理されている。

やるべきことについては情報も多く、
何となく理解できていることは多い。

ただし、
やってはいけないことについては実践したものでないと分からないことがほとんどで、

これらの情報が得られるだけでも本書を読む価値は大きいと思います。


また事例がすべて海外サイトということもあり、
見慣れた事例ではないのも価値あるポイントで、

日本での実践に置き換えが難しいものもあるが、
国内では例にない運用法が多く見られチャレンジしたいと思いました。


最後に、
本書で繰り返し説かれている「唯一化」は、
日本のEコマースでこそ発揮しうる"おもてなし"の一つだと思うのです。

ECは難しいし、
簡単な気持ちの切り替えだけでは上手くはいかないことは分かってるけど、
本書を読み終えた途端に
ECの無限の可能性を信じスタートを切った日を改めて思い出し、
再スタートを決意させてもらえる一冊です。