「選択権」は私たち自身が手にしているということ
原題は表紙にもあるが『SALT,SUGAR,FAT』で、
訳せば「塩、
砂糖、
脂肪」となる。
本書でとりあげられるのも、
この三つ。
ただし、
この三つ、
人体に必要不可欠なものでもある。
過剰な摂取で、
健康に悪影響が出るから問題なのだ。


「砂糖」「脂肪」「塩」の順番で書かれている。
ただ、
本書が問題にしているのは、
各々直接的な摂取ではなく、
加工食品や清涼飲料水もしくは炭酸飲料水という形で体内に入ってくる場合である。
何度となく触れられるが、
この三つ、
人間の脳に快楽をもたらす。
摂取した時の脳の画像データだけを見てみると、
薬物と同じと考える精神科医もいるほど。

1980年代以降、
食品メーカーは肥満・虫歯などの急激な増加に対する世論の動向に目を配りながらも、
ウォール街の投資家たちが求める売り上げ増に応えるため、
基本的にはこの三つを増量することによって、
売り上げを伸ばす。
一方で、
医療関係者だけでなく、
企業内の重役や研究者のなかにも、
この動向に批判的な人が少なからずいたことも指摘されている。
この三つを減少させることが難しい理由として、
味だけでなく、
舌触りや風味・香りなど多様な形で人間の食欲を刺激する役割を持つことがあげられている。
著者自身が幾度か体験した、
そういった減塩などの商品に対する感想を読む限り、
なかなか減少という道筋は難しそうに見える。


それと、
この手の加工食品などが引き起こす問題はアメリカだけですまないことも重要だろう。
発展途上国のなかで経済伸長が著しいインドなどへの進出についても触れられている。
しかも、
加工食品は安価で便利である。
だからこそ、
経済的なレベルで見ると、
決して高いレベルでない人に選択されている。
そして、
肥満・糖尿・高血圧などのリスクをかかえることになる。
肥満が富裕と結び付くイメージが以前はあったものの、
現在においては、
それが逆転している。
また、
本書の中に出てくる企業の重役たちの少なくない部分が、
自社の製品の摂取を避けていることを、
脳裏に刻む必要もあるだろう。
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