DAPの曲をフラットかつストレートに出すアンプ

PHA-1がかなり売れていてSONYというAV機器最大手の初のポータブルヘッドホンアンプということで今まで
アンプを持っていなかった層まで取り込んでいるようです。


今まで輸入などの存在感が大きかったアンプ市場ですが、
音傾向としてはそういった海外製品とは違った
アプローチをしてきたモデルだと思います。

今まであったアンプは音圧の増大という本来の目的と、
それに伴い音の味付けがあり人気が分かれていた
と思います。

簡単に言えばイヤホンに合わせてアンプを変えることが頻繁に行われていたという感じ。


が、
SONYが気合入れてきたこのPHA-1は味付けを極力なくしデジタル・アナログの音をフラットかつ素直に
処理し、
今までのイヤホンに合わせてのアンプではなくアンプで素直な音出しをしイヤホン・ヘッドホン
の味というか音質を引き出すタイプになったと思います。


なので全帯域においてクリアで質の良い音の出方しかしなくなるのでイヤホン・ヘッドホンが低域重視タイプ
ならその傾向をもろに出してきますし中高域のキレが良いものだとそういった音出しになります。


ゆえにこのアンプで使用するなら個性の強いものが一番楽しめるのではないかと思いました。

逆に言えばモニター系の解像度の高いイヤホン・ヘッドホンなら味気なさが残ると思います。


自分はPHA-1にSONYのMDR-1RBTを有線で、
BA型のユニット4基搭載のXBA-40。

そしてオーディオテクニカの低域重視最上位モデルのATH-CKS1000LTD、
ゆったり聴くのにATH-A900Xを使用
しています。


PHA-1自体の解像度も高いのでボワつきのないクリアな低域再生など音に締りが出てくる感じ。

ちなみにDAPはウォークマンA867にATRACロスレス、
iPhone4SにMP3かAAC、
そしてPC内のx-アプリで保存している
ATRACロスレスをUSB経由で聴いています。