科学に頼らず、自分なりに考えることの重要性を気付かせてくれる本
身近な人の死をきっかけに、
「人が死ぬ意味」について疑問を抱いた女性編集者(艸場よしみ)が、
勇気を奮い起こして高名な物理学者(佐藤文隆)に「対話」を求め、
以後、
行われた数回の「対話」を再現した本である。
数回の対話の間には、
東日本大震災が挟まれ、
この「対話」が新たな意義を持ってきたようだ。
全く違う世界の二人だけに、
前半は「対話」とはほど遠く、
すれ違いを繰り返していくが、
後半にはどうにか接点を見出していく。
物理学者の反応は、
科学に素人の編集者の予想とは大きく異なり、
科学への「信仰」の無意味さが明らかになっていく。
対話の再現は編集者によるものだが、
筆致はユーモラスで、
何度も笑い出してしまった。
「並み」の物理学者ならば、
怒り出すか、
話を逸らすところを、
本書の物理学者は真摯に素人の質問に応えていく中で、
科学の持つ問題が明らかにされる。


物理学者のメッセージは、
恐らく次のようなことではないか。
「宇宙論といい、
素粒子論といっても、
しょせん人間のこれまでの歴史の中で築き上げられた、
社会的な約束事に過ぎない。
ましてや、
最先端の科学が人間の問題をすべて解決できると考えるのが大間違いである。
自分なりに考えなさい。
科学にすがるな!」

本書の物理学者のように、
「問いの意味」を真剣に考え、
ましてやそれを社会的に還元しようとする科学者は、
いまや極めて稀なようだ。
このような科学者ばかりであれば、
もしかしたら原発事故も未然に防げたかもしれない。
本書は、
科学に素人の女性編集者だからこそ成立した本である。
本書は、
科学にすがることなく、
また超越的なもの(既成宗教)に頼ることなく、
自分なりに考え続けることの重要性を改めて教えてくれた。
「科学にすがるな!」――宇宙と死をめぐる特別授業

その他の感想

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