遺跡・遺物から推定する縄文人の衣食住と文化・技術.
このページの上の「商品の説明」には、
「縄文と弥生は断絶していなかった……我々の古代観を一変させた縄文研究の第一人者が……通説に真っ向から抗い、
弥生ではなく縄文に日本人のルーツを求める」等とあるが、
本書の中ではかかる「通説」への批判、
「弥生」人との関係性、
「日本人のルーツ」を直接に論考するようなトピックは見当たらない。
右紹介文は本書のコンセプトを直接に表象するものではなく、
著者の論考に右の自説の前提を認めるとしても、
本書は直接には縄文時代の日本各地の遺跡・遺物から、
当時の衣食住、
社会・文化・生活形態等を実証的科学的に考察・推定するものである。
時代対象がテキスト記録の存在しない歴史前史となるから、
その考察はもっぱら考古学という遺跡・遺物などの科学的分析結果や、
断片的な後世の慣習や文化的残滓等からの類推・推定という考察方法となる。
本書には、
著者の豊富な遺跡などの発掘経験や考古学的知見並びに様々な科学的統計データを基にした、
無理のない推定や客観的な分析が窺える。


構成・内容は、
同前の「登録情報」の最下段の「目次を見る」をクリックすると概略が表示されるのでそれに譲る。
6章構成だが、
そのうち第6章は、
住居、
家族、
交通、
食文化、
エネルギー、
技術、
精神などといった切り口で、
縄文から現代までの変遷をざっくりと概括するもので、
前記「商品の説明」に見える「今日の日本人にも通じる『自然物に根ざした食生活』や『共同体の祈りや祭り』」を示唆する総論と言って良いだろう。
なお、
縄文人の骨や歯の分析から、
縄文人の食生活が比較的豊かで栄養不足など認められず、
むしろ虫歯が高い比率で見られるなど興味深い指摘がある(183〜184頁)。
縄文人からの伝言 (集英社新書)

その他の感想

グリーンボーイからチャンプへの階段
ニセ無限(笑)
車のDIYを始めるきっかけになると思います。
ちゃんと作ってない服
錆びない素材が基本では
クレンジング
サワーブレッドが好きな人。ほんのりとサワー味がします。使いやすいです。
三年間使用中
マーケティング全体を俯瞰できるのはすばらしい
良いですけど、馴れるまで注意が色々と
味はよい
ポアンカレ予想の誕生から解決までの歴史を簡潔に知ることができる
目的通りに機能
使いやすく、重宝しそうです。
大富豪になりたいならまずは読むべし
普通かな。
MT-07で使用
Just coquettish!
天風哲学がここに集約している
ブラザーのモバイル用で使っています。
入門の上級版
安い^^コスパOK
手元に一冊あれば便利
体は食べ物重視
参考にします
著者の足跡
読み終えるのが寂しい!
厚手ですが
泣ける・・・いや、泣いた。
有名人の「がん治療死」が語ること
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