思いがけない邂逅

今日は診察の予約日。

待ち時間に何か見ようと、
棚からこの『達人』を
選んだ。
山や町の風景が見られそうだったので。

ところが、
ページ数のほとんど８割は、
タイ料理の
屋台など、
食べ物のページで、
念入りに食べ物の
一つ一つが写真になっていた。

こちらは隠居老人、
食べるために散歩に出るという
好奇心もない。


ということで、
期待は外れたが、
待ち時間は長い。

仕方なくもういちど、
ページを見てみた、

すると、
眼も悪いので、
きちんとは読んでないのだが、

逗子海岸と多摩モノレールのＣ大学のことが、
ひっそりと
書かれていた。


逗子には６年住んでいたし、
Ｃ大学にも何年か通って
いた。
白内障気味の当方には、
細かな文章は読めなかっ
たが、
たしか逗子海岸の駅から海のほうによく蟹取りに
いったこと、

またちょっと足を伸ばして、
鎌倉の建長寺まで
蝉とりにいったことなど、
思い出した。

でもこの本の地図を見ると、
もよりの駅名が新逗子駅
となっているようで、
ああ、
住んでいたのは、
昔のことな
のだと、
思い知らされた。


さて、
もうひとつのＣ大学への途中にある「ヒルトップ墜道」
だが、
どうやら昔と同じく、
静寂な山の中の細道のままの
様子で、
なんとなくホットしたしだいである。


ほんの偶然ながら、
この２つの記事で、
時間が紛らせら
れたのだった。