踏みこみのない内容、わかりにくい構成、説得力不足。

「男性に尽くしすぎてはいけない」「恋愛に夢中になりがちなときこそ、
自分自身の充実を図るべき」とは、
一般的によく言われることである。
本書は、
その理由を解説することに重点をおいており、
「ではどうすれば突きしすぎを避け、
自分を充実できるのか」という解決策への踏み込みがないため星ー１です。


また、
「愛される努力をやめる」「男性に合わせすぎない」ということを提唱している本書がが、
その一方で「男性はこういう生き物であるから女性は・・・すべき／すべきではない」という論調も随所に見られる。
やめるべき努力とするべき努力があると言いたいのか？わかりにくいのでここでも星ー１。


さらに、
主張に論理性が乏しく説得力がない。
愛されるための仮面を作る要因としては父親との関係性しか触れられず、
母親等との関係性はないのか疑問が残る。
また、
随所で著者の主張の裏づけのように登場するエピソードは著者本人の経験談に過ぎないものが多い。
そのため根拠のない空論と感じられ、
星ー１。