現代社会に生きる人間が真剣に考えなければならない問題を提起した本
 一時期、
著者の本をよく読んだ。
面白いものが多かったが、
ジャンルが飛ぶので、
気がつけば全く読まない作家の一人になっていた。

 本書を手に取ったのは、
週刊新潮に連載されていた時に、
たまたま著者の名前を見かけ、
以来連載終了まで興味深く読んでいて、
まとまったものを、
最初から読み返したくなったからだ。
技術の進歩が人の雇用を奪うという論自体は、
珍しいものではないが、
他国の情勢を踏まえ、
日本に焦点を当ててそれを真っ向から論じた本は私は初めて読んだ気がする。

 一言でいうと納得がいくところが多かった。
というのも、
私自身が本書の中であげられているある産業で働いていて、
イノベーションの波に晒されている真っ只中にいるからだ。
急に時間を持て余すようになった我が身がつらい。
そう言えばどんな立場に置かれているか想像がつくだろう。

 確立されたビジネスモデルの中にある企業、
産業ほどイノベーションの波に晒されると脆い……。
その通りだと思う。
おそらく、
本書の読後感は、
それを身をもって体験しているか、
あるいはその最中にいるか、
イノベーション起こす側にいるか、
あるいは全く無関係でいるか。
立場によって、
読後感、
評価は大きく異なるだろう。

 しかし、
その最中にいる人間からすれば、
現代社会は間違いなく著者の言う通りに進んでいるように思う。
3Dプリンターにしても、
世間で大きな注目を浴びるようになったのは、
著者が連載でこの機械に触れた後のことであったし、
NSAが世界中のネット通信を傍受していたことをスノーデンが明らかにしたのも、
同様だった(これにはちょっとびっくりした)。
これから先の社会が、
本書にあるようになるのかは、
分からないが、
先行きに明るい見通しが立たない産業にいると、
本書に書かれていることは、
とても説得力がある。

 確かに、
幾人かの方が指摘されているように、
解決策は提示されるべきかもしれない。
しかし、
こういっては失礼だけど、
いくら経済小説を書いているからといって、
作家や、
学者にそれを求めるのは無理だろう。
そんなものがあるのなら、
会社、
業界が存亡の危機に曝されている多くの経営者がとっくの昔に考えついているはず。
「いいね!」が社会を破壊する (新潮新書)

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