Cobuild Advanced Dictionary　7th　editionは変わったか

Collins Cobuild Advanced Dictionary of EnglishはCollins Cobuild Advanced Learner’s English Dictionaryから名称が変更になって２世代目になります。
Advanced Learner’s とついていたのは第５版までで，HarperCollinsからHeinleに発売元が変わってLearner’sがとれて，English DictionaryからDictionary of Englishに変更になりました。
この変更は名称の変更だけでなく，誌面も第６版で大きく変わっており，第５版まで，品詞や文型表示などが定義や用例のコラムの右に色つきで目につくように示されていたのが，定義や用例のコラムの中に埋め込まれ目立たなくなったという一目瞭然の変更を含め，大きく変更になっています。
バーミンガム大学で学んだことがあり初版からこのシリーズは愛用し，版が変わる度に購入してきました。
第５版から第６版への変更がよかったのかどうか私自身の結論は出ていませんが，産みの親であるJohn Sinclair氏が2007年に亡くなったこともあり，第６版と今回の第７版は少しだけ自分からの距離感を感じています。


さて，この第７版ですが，第６版と比べると少し語彙が増加しているようですが，その増加によるページ数の増加はなく，逆に例文を少しだけ減らしたり，文字で埋まっていなかったスペースを調節して人目では変化に気づかないほどです。
最後に新規の図式化されたシソーラスのページがついていますが，それほど大きな変化とは言えません。
大きな内容の変化を期待すると期待には応えてくれないでしょう。
しかし，初めてこの手の英語辞典を購入する人には，内容はとてもすばらしいので，OALDやLDOCEととものお勧めしたい辞書です。