実質Ｂ級映画

一言で言えば、
ウィルスミスの親馬鹿映画かな、
という感じです。
息子をハリウッドデビューさせたい、
という事なのでしょうが、
もしウィルスミスの息子で無ければ、
ツタヤにたった一本だけ置いてあるようなＢ級映画のレベルでしょう。

私は英語も日本語同様使えるので英語で観ているのですが、
息子さんの演技は率直に言うと下手です。
声は軽いし、
演技も名子役とは全く言えません。

ウィルスミスは当時映画業界が大売り出ししたメンインブラックで名を馳せた個性派俳優ですので、
ルックスで売ってきた訳ではありまえせん。
故に息子だから人気も世襲できる、
という訳ではありません。

将来はちょっと厳しいのではないのかな、
という印象を受けました。


内容についてですが、
明白にウィルスミスが息子をヒーローにするために脇役に徹していますので、
全編が息子のアドベンチャーなのですが、
何故か殺人大鷲が自分を犠牲にして息子を助けたり、
最後は突然覚醒して無敵になる、
ヒーローは雑魚と違って敵が優遇するために死なない、
という安易なシナリオで面白い映画とは感じませんでした。


私は本来２世だから批判する、
という人間では無いのですが、
実力が無いのにスター級の興業収入を与えるのは息子さんの将来の為にはならないのではないのかな、
と思いました。

辛口の評価にはなりますが、
ウィルスミスとハリウッド級の予算を使ったCGという事をを抜かしたら、
映画としては星一つか二つではないでしょうか。