非常にいい本だった。でもこういう本こそ、批判的に読めるようになりたいと思う
巷の噂ではものすごく売れているという政治哲学の本。
ハーバード大学で政治哲学を教えているということだけど、
その講義がものすごい人気で、
テレビでも放送されたほど。
日本でも、
現在、
NHK教育テレビで『ハーバード白熱教室』として放送されている。

学生時代、
「正義論」については関心があったので、
ロールズやノージック、
ドゥオーキンらの著作は読んだけど、
そんなに万人受けするものではないと思うが、
テレビの影響があるとはいえ、
日本でもこんなに読まれるということは、
やはり、
内容的にもいい本なのだろう。


読んでみると思った以上に読みやすい。
翻訳者の力量もあるのだとは思うが、
著者の非常に論理的な構成力と、
上手に具体例を交える能力のおかげで、
とても分かりやすく説得力のある内容になっている。

最も感心したのは、
アリストテレス、
ロック、
カント、
ベンサムなどの過去の哲学者から、
ロールズ、
ノージックといった現代の哲学者まで、
彼らの主張を丁寧に紹介しながら、
巧みにそれを、
経済格差など現代の社会問題にあてはめ、
コミュニタリアンとしての自分の主張につなげていくところ。


一時期、
ロールズの正義論に魅かれていた(といってもちゃんと理解してたわけじゃないけど。
)自分でも、
著者の主張に肯いてしまいそうになる。


でも、
ちょっと危ない。


確かに彼の主張は彼の文章力もあって説得力もあるし、
現代のアメリカ社会の批判にもなってはいるんだけど、
共同体を強調することで、
現状のアメリカ、
オバマのもとでのアメリカを肯定する意図が見え隠れしている。
本当にオバマが目指す社会は、
「正義」にかなうのか。
それは、
誰にとっての「正義」なのか。


私には、
ハーバード大学の教授の主張を論破する能力はないけれど、
どこか危うげな感じを受けてしまう。
こういう本こそ、
批判的に読めるようにありたい。
できれば、
サンデル批判の「正義」論を読んでみたい。
これからの「正義」の話をしよう――いまを生き延びるための哲学

その他の感想

木べらの代わりに。
チャイナクオリティーにつき、利用するにはコツがあります。
今年は、平均点が高い。
素晴らしいと思います。
泡立ちが良いです
もうひと頑張り。
憲法9条2項と沖縄
非常事態の為に携帯
パッケージとして販売できる状態の物ではない。
ズレました
マンシングのミトン
なかなかいい感じですよ
瘴気の謎は余りにも衝撃的
次巻が気になります!
2歳に。毎日けっこう歯垢が取れます。
大きかったけど・・・
バルク品の定義知らず
素晴らしい選曲
プロテインの撹拌に
お料理教室でも使いやすく人気ですよ!
「社会常識」を身に付けるために。初学者向けの刑事政策の基本書
黒子のバスケ 9
不具合3点
細くて配線しやすい。エラーもありません。
もう少し安かったら★5つ
本当に初心者向けの本でよかったです。
マンネリ化かと思いきや
不良品です
ヨーグルティアで作る甘酒用に
小倉智昭
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