再び世界へ

日本が世界に誇るメタル界の重鎮LOUDNESSの前作「2・0・1・2」から約2年ぶりとなるアルバムはストレートなメタルナンバーで構成された素晴らしい作品です。


「KING OF PAIN」あたりから80年代を匂わせる楽曲が多くなりファンの期待も高まりつつあったと思いますが、
そんなファンの期待を裏切らない直球勝負のゴリゴリのメタルナンバーばかりです。

SE的な1から怒濤のメタルナンバー2が始まった瞬間に不安は一気に吹き飛ばされました。

とんでもないヘヴィなリフが襲って来てハイテンションな楽曲はいきなり最高潮を迎えます。
アンパンのツーバスを活かしたプレイは最高です。

高崎晃氏のプレイも超絶技巧の応酬です。

続く楽曲もヘヴィかつストレートでたたみかけます。

ややミディアムナンバーもありますが体が自然に反応するぐらいです。

そして既にPVでもお馴染みの「THE SUN WILL RISE AGAIN」です。
文句のつけようがない位、
カッコいいです。
PVを何回も見ていたので口ずさんでしまいます。
ギターソロは某楽曲のタッピングから怒濤の速弾きからスウィープまで弾き倒してます。
高崎ファンなら堪らないソロだと思います。


今までは何回か聴いて理解出来た楽曲もありましたが、
今回は一発で分かる楽曲ばかりです。

何と言ってもリフがカッコいい。
高崎ファンやギタリストの方なら弾いてみたくなるリフばかりだと思います。


今回、
特に感じたのが二井原さんのボーカルが素晴らしい事です。
年齢を感じさせないパワフルかつハイトーンは驚愕です。
絶好調です。

山下昌良氏の安定度は抜群でスラップも披露してます。

高崎晃氏は多彩なリフやバッキングから驚異の速弾きやスウィープ、
タッピングまであらゆるテクニックを駆使して弾きまくってます。
また構築されたソロもあります。
また高崎晃氏には珍しい泣きのギターソロまであります。

日本の至宝ですね。


ジャケットは全米ビルボード74位にランクインした「THUNDER IN THE EAST」を彷彿させるデザインでやはりLOUDNESSにはRISING SUNが似合います。
タイトルも「THE SUN