精神疾患の概念を分かりやすく普及する役割については姜昌勲ほどの適任はいないだろう。
門外漢にとって精神疾患の概念ほど分かりにくいものはない。


ウツやら新型ウツと巷間よく耳にする病名だけでなく、
境界型やらADHD、
アスペルガー、
発達障害、
自閉スペクトラム、
このように数々専門用語が並べば何が何だか訳が分からなくなってくる。


聞くところ、
それら個々の疾患においても症状には個人差があり程度も様々、
それに複数の症状が混じり合うこともあるという。


そうなれば、
組み合わせが多すぎて頭こんがらがり、
とても一般的な概念として整理し理解するなどお手上げとなる。


全部一言、
「精神的な病」、
という十把一絡げで括りたくなるというものだ。


しかし、
社会生活を営み様々な人々と交流するなか、
「門外漢」であっても「精神的な病」の概要について、
知らぬ存ぜぬを決め込むことができない時代になりつつある。


「精神的な病」とは切っても切れない社会に我々は生きている。


「おとなの発達障害診療マニュアル」において姜昌勲は7つのステップを経ながら、
「発達障害」を軸にそれら精神疾患の連関を解き明かし、
診断や対応の肝について詳述していく。


漫然と耳にし曖昧でいい加減なイメージで捉えていた精神疾患の実際と関係性、
位置づけが読み進むうち靄が晴れ渡るように明瞭となってくる。


本書によれば精神的な疾患に苦しむ人は増加の一途だという。


社会的な認知の広がりや診断概念の普及といった疾患喧伝効果によって増加しているという側面も考えられる一方、


子供については、
父親や母親の高齢化によるエピゲノムやエピジェネティクスな遺伝子変化が影響している側面が無視できず、


大人については、
世知辛さ増す時代環境が要因となっていると考えられる。


社会から余裕がなくなり個人が負う責任が増していく。

弱者から決壊しはじめ症状として顕在化してくる。


強者に優しく弱者に厳しいという、
いま現在の日本の在りようを見れば、
増加の傾向が止むことは考えられず、
見回せば何らか心を患っている人がいるという社会が常態化するのであろう。
大人の発達障害診療マニュアル―7つのステップでわかる大人のASD・ADHD

その他の感想

格闘技を通して人生をユニバーサルデザイン化
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生地が特徴的でかっこいい
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カメラ用途に使うには、手間をかけないと使えない商品
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売り物になりませんよ
ベージュコーデに最適
最高のサントラ
発見と驚きの一冊
わかりやすいし、価格が手ごろ
大変に便利です
コルトレーンだからね
サウンドトラック4とつながるショットストリーが面白かった
使用方と使用感
意外と内容のない本です
購入正解!
これができたら人生変わる
夏に活躍します。
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