初期のシングルを堪能できる

財津和夫さん率いるチューリップのベストCDです。


メジャーデビュー曲、
’72年の「魔法の黄色い靴」から’81年の「さよなら道化者」まで、

初期のシングルA面を中心に17曲を収録。

シングルA面が14曲収録されており、
「さよなら道化者」は18曲目のシングルなので
チューリップの最初の10年のキャリアより大半のシングルA面曲が収録されていることになります。

（残りの3曲「夢中さ君に」「私のアイドル」はシングルB面、
「あの娘は魔法使い」はシングル外）
1枚ものベストには入りにくかった「娘が嫁ぐ朝」「風のメロディ」あたりの収録は画期的と思います。


「心の旅」「青春の影」「サボテンの花」「虹とスニーカーの頃」等の代表曲を押さえつつ、

初期のチューリップの魅力をシングルを中心に堪能できる1枚と思います。

「私のアイドル」におけるビートルズへのオマージュ、

後の財津さんのソロシングル「WAKE UP」に通じる世界観の「娘が嫁ぐ朝」が個人的には興味深かったです。


チューリップのベストは四半世紀近く前に買ったことがあったのですが、
それに入っていなかった
個人的に好きな曲の「夏色のおもいで」「Ｉam the Editor」が入っていて良かったです。

初めてチューリップを聞く人にはオススメできるベストです。