登山家の本質に迫ることができるか
 著者が、
竹内洋岳氏と山で一泊してインタビューをし、
それに基づいて書かれた本である。
ハイカーが、
8000メートル峰14座登頂者にさまざまな質問をし、
素朴で新鮮な驚きをするといった印象がある。

 一流の登山家に遠大な思想哲学を求めがちだが、
一流のアスリートがさまざまであるのと同じく、
登山家もさまざまだろう。
一流の野球選手が遠大な思想哲学を持っているとは限らないが、
一流の野球哲学は持っているだろう。
登山家も固有の登山哲学を持っている。

 竹内洋岳氏が語ったことが書かれているので、
彼の思想の一端を垣間見ることができるが、
竹内洋岳氏に関する他の本以上にどれだけ彼の思想に迫ることができたかは、
何とも言えない。
登山家が、
普段の登山と違って、
山小屋で一泊して対談するだけで(たぶん、
彼にとってつまらない登山だっただろう)、
登山家の何がわかるのかという気がしないでもない。


 植村直己の場合も、
「山で一泊」と言った類の企画や他の有名人との対談等が多かった。
ある映画監督が植村直己に対し、
しきりに、
質問しては、
「わからない」という言葉をを連発していた。
なぜ、
人は、
登山家や冒険家を理解したがるのだろうか。
特に、
日本では、
多くの人がしないことをする人に対し、
興味を持つ人が多いような気がする。
それも、
「有名人」の場合に限るが・・・・人は、
やっていることがまるで違えば、
理解できるはずがないのが当たり前ともいえる。
そもそも他人の行動を理解できるはずがない。
人はさまざまであり、
それだけのことではないか。

 「一流の登山家や冒険家から学びたい」という人が多いが、
そもそも、
登山や冒険について行動することなく学べるのかという疑問がある。
本を読んで学ぶことは、
行動から学ぶこととはまったく別の内容になるのではないか。


 結局、
この種の本を読んで何を考えるかは、
読む人次第である。
有名な登山家に興味があるという気持ちで読むだけでは、
「ああ、
そうか。
変わった人だ」という感想で終わってしまうだろう。
この本を読んで多くのことを考え、
自分で何かを得ることができれば、
それでよいのだろう。
しょせん、
読む人次第ということになる。
だからこそ、自分にフェアでなければならない。 プロ登山家・竹内洋岳のルール

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