裸のiPhoneを安心して持ち歩ける

説明にあるとおり、
一般的な液晶保護フィルムとは違って液晶面、
裏面、
側面の前面を保護します。
まだ落としたことはありませんが、
素材は厚手で、
安手のケースよりずっと安心感があります。
ただし、
これはiPhone4Sの構造上やむを得ないことですが、
縁の部分はむき出しになります。
ここから落下しても、
ムービーのように本当にiPhoneが無事なのか――ちょっと心配ですが、
きっと大丈夫なんでしょう……たぶん。
(ネットを探すと、
メーカーによるiPhoneの落下実験と装着ムービーが見つかると思います)

厚手でゴムのような感触のフィルムの割に、
操作感はとてもよく、
指の滑りもなかなか。
黒iPhoneですが、
指紋も驚くほど目立ちません。
防指紋コートの液晶フィルムはまだ使ったことがないもので、
普通のフィルムとの比較ですが、
違いは歴然です。
黒で指紋が気になっている人には、
このフィルムはとてもいいと思います。


傷も、
浅いものなら自然に消えるようです。
クロスで拭きすぎて白い痕ができてしまったのですが、
翌日には消えていました。

あと、
ガラスコートや指紋防止のワックスなどを塗ると、
逆に指紋がつきやすくなりました。
フィルムそのものの効果を信じて、
そのまま使った方がよいようです。


唯一の欠点は、
貼り直しがほぼ不可能なことです。
貼り付ける面に指で触れると、
くっきりと汚れが残ってしまい、
水で流してもとれませんでした。
また、
素材が柔らかいので、
引っ張ると伸びてしまい、
きれいに貼れません。
セロテープでほこりを一つ一つ取っていく、
という一般的な貼り方もだめでした。
やればやるほどおかしくなります。
なので、
説明書にあるとおり、
気泡を気にせず一発勝負で貼り付けるしかないと思います。
気泡は、
1センチ以下のものなら二日目には消えます。


また、
説明書には「はじめに透明なシートをはがしてから貼り付ける」ようなことが書いてありますがこれは間違い。
はじめにはがすのは英語の注釈シールが貼られている白いシートの方。
こちらが台紙で、
はがすと粘着面が現れます。
半透明な方はiPhoneに貼り付けてから最後にはがします。
この半透明の方を残したまま貼らないと、
柔らかいフィルムが伸びたり歪んだりして失敗します。