古典翻訳の理想形、著者をして時空を超えて語らしめる

すいすい読める訳ですが、
じつはとても丁寧に言葉を補っていることがわかります。

これだけの訳業がなし得るのであれば、
訳者あとがきにおける一見手厳しい物言いも
許されるというものです。
ここまでの研鑽と学識を積んでみたいものです。


Quid autem uita haec, num omnino uita uidetur appellanda, si uoluptatem detraxeris? Applausistis.

もしも人生から快楽というものを取り去ってしまったら、
人生なんて何なのでしょう。
そもそも人生と呼ぶに値するものでしょうか？
おや、
拍手喝采ときましたね。