旅人と観光客の違い。
ネットが普及し、
リアルタイムで地球の裏側の自分と同じような普通の人間が何をしているのかを動画で見ることなんてわけもない時代である。
テレビでも芸能人がこれでもかと地球の隅々にまで出かけてありとあらゆる名物や秘境を案内してくれる。
「兼高かおる世界の旅」(古!)をわくわくしながら観ていた時代から思えば遠くにきたものだ。
自分より若い世代は「海外への憧れ」といった感情が明らかに希薄だ。
海外は彼らにとってはいつでも行けるところであり、
とりたてていく必要のないところでもある。


それでもわざわざ出かけて行って「現地」で「現物」を見よ、
というのがこの本のメッセージである。
でも、
沢木耕太郎、
小田実、
安藤忠雄……など、
いま中年のおじさんおばさんに「旅をせよ」と教えてくれた人たちの教えとは違う。
この人たちは自分探し、
日本人探しの旅だった。
東が提唱しているのは乱暴にいえば、
自分逃れ、
日本人逃れの旅ともいえる。
「ぼくたちはいま、
ネットのおかげで、
断ち切ったはずのものにいつまでも付きまとわれるようになっている。
強い絆をどんどん強くするネットは、
ぼくたちをそのなかに閉じ込める昨日も果たす。
旅はその絆を切断するチャンスです」と。


そしてそれはバックパッカーのような貧乏旅行でなくても、
家族旅行でも買い物旅行でもなんでもいいのだ、
と東は言う。
途上国で貧困を見なかったから「その国を見なかった」ということにはならないと。
「観光はたしかに軽薄です。
観光地を通り過ぎていくだけです。
しかし、
そのように『軽薄』だからこそできることがある」と。


それでこの人が福島を観光地化する運動を起こした意味がわかった。
あまりにも深刻な福島の「真実」に目を向けることなく物見遊山、
興味本位で「見に行く」なんて失礼ではないか、
という一見真面目な考え方が原発事故の風化をいっそう推し進めてしまうことを東は危惧する。
ただ海外に行っても物売りやガイドや運転手との会話からは表層的な理解しか得られないという考え方もあろうが、
そこに出かけていくことでしか「表象不可能性」の壁を超えることはできない、
ということである。
「ネットには、
そこに誰かがアップロードしようと思ったもの以外は転がっていない」「言葉にできないものを言葉にするには現地に行って体験することしかない」と東は言う。
弱いつながり 検索ワードを探す旅

その他の感想

なかなかよさげ!!
運用会社の社員必携、Excel 関数の入力方法も完備!
あがく男達
黒を選んで正解です。
かなり微妙。
コントローラの作りが雑
大変にいい買い物です。
ついに出たアンプラグの改良モデル!
評価ひくいですが・・・・
良き上司と、良き部下
すぐ破れる
寒い時期にはちょっと
切れ味はいいです。
交換に難あり
人間は気高くないし、特別でもないということと素直に理解しよう
食べやす〜い
初めて使いましたがミシンいらず!
パイナップル味発見!
美容院おすすめ
注ぎ口の形状が良くない
LED化しました
お急ぎ便であっという間につきました。
純正に比べると表面処理が安っぽいです
男子どころか馬にまで
舞祭組、突っ走ってほしいです!
価格なりの価値はない
デザイン最高っ!
「攻略wiki見れば良い」なんて無粋な事を言うのは止めよう(震え声)
期待通りでした
取っ手だけが気になる…
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