苅谷氏の興味深い論考も、対談にすることで伝わりにくくなっている
本書は、
教育学者として著名な苅谷剛彦氏と、
ジャーナリストとしてインター
ナショナルスクール等の取材や著書をお持ちの増田ユリヤ氏の対談形式を
中心に書かれた本である。
対談は、
日本で行われたものと、
イギリスのオッ
クスフォードで行われたものであり、
対談内容は日本の教育改革を中心に、

フィンランドの教育、
インターナショナルスクールの教育、
英語教育、
絶対
評価の厳しさ、
総合学習等にも及んでいる。
なお、
一部、
苅谷氏と増田氏
一人によるエッセイも含まれている。


苅谷氏の本書での一番の主張は、
タイトルにも表されているように、
日本の
教育予算や一教室の生徒数といったハード面の改革をせず、
教育の現状を
正確に把握することなく、
理想論の下に提言される様々な欲張った「ポジ
ティブリスト」が、
日本の教育を悪化させている、
というものである。


現状を冷静に見据えた苅谷氏のこの主張は、
あれこれ欲張り、
要求ばかり
を付きつけ、
まるで教育を「魔法の杖」とみなして過熱している感のある
教育論議と、
説得力のあるかたちで対峙している。
次々と「改善につながるか
分からない改革」を押し出す日本の教育政策の現状において、
苅谷氏のこの
主張は、
非常に高い価値と説得力を感じる。


しかし、
である。
他のレビューとは違う評価のようだが、
本書の「本」として
の価値は、
対談形式にしたことで下がっていると言わざるを得ない。

苅谷氏のこういった主張が、
増田氏との対談を通してほとんど深まっていか
ないのである。
教育問題に対する増田氏の視点の付け方が苅谷氏とは違い、

その点を苅谷氏も「示唆」する場面もあるのだが、
増田氏の主張は、
ご自身の
一部の取材から得た印象論からあまり発展を見せないのである。
そう考えると、

対談の意義とは何なのだろうか、
と感じざるを得ないのである。


総じて言えば、
苅谷氏の主張の深さが、
対談形式にすることで伝わりにくく
なっている印象を受けてしまった。
その意味では、
苅谷氏1人によるエッセイ
の箇所が一番興味深く読めた。
欲ばり過ぎるニッポンの教育 (講談社現代新書)

その他の感想

結構面白かったです
彼にはぴったりの歌 歌いやすい
基本は姿勢、正しい立ち方
3曲目のMy dearは最高です!
PS3 HDCP解除、HDMI接続録画「C710」と「AVT-C875」の製品比較
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ピアソラの最高傑作
計算についてはこの一冊でほぼ十分
概ね気に入りましたが・・・
Adobe CC 2017を30%OFFで利用できた
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変態犬&幼馴染み&執着もの・・・そして隠し味はBLACK要素・・・
PCを乗っ取られたのか?
いやあ。なかなか。面白い!
共鳴がすごい
『子供の記憶力は、すごいです!!』
あのチーズケーキに再会出来る…けれど。
無駄でした。
専用ということで
他社のレストア品トナーを使用する価格差がありません
バスト位置が下すぎる
でもどりモデラーのつぶやき
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ホロ狙い
ペンがさせるタイプを探していたので満足しています
いい商品で満足でした
日曜日の夕方は…アツい⁉
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