言語機能の欠損症状から考えられる意識理論
失語症は、
発達障害や認知症ではない言葉の障害です。
5つの症状に大別できるそうです。
1.名前を理解できない。
呼び出せない。
2.言葉が出ない。
3.言葉が理解できない。
4.わかっているのに、
正確に話せない。
5.言葉が空回りする。
これらの症例が、
臨床医である著者の長年にわたる治療経験を基に詳しく説明されています。
それぞれの症状に対応した脳の病巣を特定する研究は進んでいるそうですが、
著者が求めている知見ではありません。
また脳の機能から心の機能がどう生ずるかという形而上学的問題にも立ち入りません。
著者が求めているのは、
心の中の動きをどう考えると、
失語症の症状や原因を、
一番説明できるのか。
心の中で言葉は、
どう発生するのか。
主観的な現象の意識はどう考えればいいのか。
手元の臨床記録を再確認しつつ、
考究しています。


著者によると言葉は次のように発生します。
先ず5官から外界情報が入り、
感覚の感情が生成。
視覚ならば、
「見ている」という感情の中に、
肝心な部分が「形」として自覚され、
「視覚心像」が立ち上がる。
このカタチに気付くと、
心が活動し始め、
種々の心像がまとまり、
「思い」となる。
経験の奥に連続して潜むこの心像に、
言葉が付されると「概念」となり、
音声や文字となり、
健常な言語活動が始まる。
先ず経験された感情の無形の連続体の塊から、
有形な心像がそのつど瞬間的に分化し、
それが言葉に展開する。
また、
3次元外界の時空の枠と類比的に、
この内界の心像が立ち上がるために、
自分と周りとの位置関係を理解する枠と、
自分の身体の空間関係を理解する枠がある。


過去の文献や個人の狭い内的体験だけから考える意識論には限界があります。
長年の臨床で詳細に取った揺れの多い症例データを、
矛盾なく包んで説明できる意識論を考えようとしている姿勢は、
魅力的です。
言葉と脳と心 失語症とは何か (講談社現代新書)

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