脳を知るための最初の一冊
本書は,脳の働きや仕組みについての一般のひと向けの講演内容に基づいて書かれた本である。
著者のラマチャンドラン博士は脳神経科学を専門とする研究者だ。
脳の研究を一般の方がたにもっと身近に感じてもらえることを目指した(7頁)というだけあって,内容は興味深いだけでなくとてもわかりやすい。


本書では稀な神経疾患がいくつも取り上げられている(相貌失認,カプグラ症候群,幻肢,半側空間無視など)。
これらの神経疾患では,脳の一部になんらかの損傷や変化が生じたために,何かしらの機能が失われてしまっている。
たとえば,側頭葉の紡錘状回が左右ともに損傷されると,それ以外の視覚はまったく正常なのに人の顔が認識できなくなる(=相貌失認,19頁)。
このように神経疾患を詳しく調べることで,特定の脳の部位の機能を明らかにすることができる。


本書ではさらに,芸術を生み出す神経機構についても推論的に議論されている(3章)。
世界にはたくさんの芸術様式があるが,それらの芸術には文化の境界や様式を超えた10の普遍的な法則が存在するという(62,65-66頁)。
そして,それらの芸術的普遍性を備えた芸術作品を創作したり鑑賞したりすることを好むように人間の脳が進化してきたと著者は論じている(82-83頁)。


また,4章では,共感覚という現象が取り上げられている。
共感覚とは数字を見たり音を聞いたりすると色が見えるという現象のことで,前著では触れられていなかったトピックだ。
脳の中で,数字の領野と色の領野は隣り合っており,この領域同士の「クロス活性化」(97頁)が共感覚の原因であることを示す証拠があるらしい。
さらに著者は,共感覚とメタファー(比喩)を作る能力との関係を指摘したうえで(105頁),共感覚的な感覚が言語の進化に対する原動力となったのかもしれないと論じている(110-112頁)。
脳のなかの幽霊、ふたたび (角川文庫)

その他の感想

くまモンパッケージの水素水 注文しました。可愛い!
すぐに切れなくなりました。
丁寧な作りこみに感心させられる製品です。
幼児向け
映画館で見ることができなかったので
被写体は良いのに
この靴に限らずすぐ駄目になる。
写真が…
ちゃんもも◎
儒学ー朱子学の伝承
とりあえず買ったつもりが沼に
夏目漱石の「それから」を彷彿とさせる
茹でるお湯とスープのお湯は別々にした方がいい!
これさえあればいい
両親向けに購入
最新の会計基準の基本知識取得に最適
VHS録画されたもの、画質悪し
ぜひ初回盤を!
可愛そうな身の上のヒロインと、俳優で容姿の良いヒーロー
勤務先で2台導入済、大活躍してます
フェンシングで使っています。
着付け師は魅力的な職業だと思いました。
バッチグー
福ちゃん
思ってたより小さく髪がきれい
再発売して下さり本当に感謝しています。
余韻の残る読書
エコのため
内側フッ素コーティングしてるのは象印だけ
とっても可愛い♪
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