コヴィー博士が最も伝えたかったこと

昨年惜しまれつつこの世を去ったコヴィー博士の結果として最後の著書。

本書の中でも、
「７つの習慣が最高傑作なのではなく、
まだまだ最高と
呼べる書籍を出す。
そのアイデアは１０もある。
」と言っている。
人生
をディミヌエンドではなくクレシェンドにするためのキーワード、
それ
は「貢献」であり、
「貢献」し続ける鍵が「第３の案」だ。

７つの習慣で、
最も難しい習慣は、
第６の習慣であろう。
「相乗効果」
＝「シナジー」は、
世間で使い古された言葉であるが、
これを実践する
のは、
相当に難しい。
しかし、
トーキング・スティックのコミュニケー
ションを使えば、
それが可能と、
実例を挙げながらコヴィー博士は力説
する。
相乗効果の果てに、
親和・創発の世界・社会が生まれるのだと、

コヴィー博士は信じきっているように思える。

非常にシンプルなメッセージだが、
これを実践するのは大変難しいとも
思われる。
それでも、
小さなことから、
自らの影響の輪の範囲で、
第３
の案を模索することをコヴィー博士は望んでいるのだろう。

第９の習慣と生前言われていた「生まれた時よりより良い世界にして、

この世を去る」という「貢献」を実現するためにも。