アプローチの原則がわかる

　ダウンブローとフェースローテーションを用いたアプローチの打ち方が解説されています。

　フェースローテーションを掛けると、
スピン量がはっきりと増えるのがわかります。

　腕の三角形を維持した振り子打法でアプローチされている方には、
本書が役に立つと思います。

　フェースローテーションを掛けてアプローチを行うと、
思ったより低めの「強い球」が出ますが、
実際のグリーンではスピンが掛かって止まります。

　本書を活かすコツは、
ビジネスゾーンの両手首の角度だと思います（特に左手首でしょうか）。


　本書の打ち方を身につけると、
アプローチショットにおけるナイスショット（ナイスインパクト）の概念が理解できるのではないでしょうか。

　スピンの効いたボールでアプローチを行うのは、
意外と簡単な技術だと思えるようになるかもしれません。


　本書の構成は、
ほとんどが文章で写真は必要最小限ですが、
個人的にはエッセンスが凝縮された説明力の高い写真だけ掲載されている印象を受け、
良書だと感じました。

　写真が多い方が好みの方は、
概ね同じ内容のムック本もありますので、
そちらがオススメです。