宅見若頭射殺事件、山口組代替わり、に関する興味深い新解釈
読みごたえのある本でした。

一般人にわかりにくい言葉や人物について丁寧な注釈がついています。

文章もわかりやすい部類に入ると思います。


1978年に田岡三代目組長が襲撃され、
盛力氏がその報復を実行する、
いわゆる大阪戦争の過程が第1章、
第2章で描かれます。

第3章以降は、
時間をさかのぼって、
盛力氏の生い立ちから山本健一に師事し盛力氏が頭角を現していく過程が描かれます。

第5章では、
1978年の事件で懲役16年の刑に服した際の心境などが綴られています。

第6章では、
16年の刑期を終え出所した直後のことが書かれています。

第7章では、
宅見若頭射殺事件、
第8章では六代目会長による五代目組長に対するクーデターが描かれます。


なんといっても読みごたえのあるのは、
第7章と第8章です(両章は密接に関わっている)。

宅見若頭射殺事件については、
宅見若頭が会津小鉄を利用して中野会長の暗殺を狙うも失敗し、
中野は五代目会長の了解を取ったうえで、
宅見若頭射殺におよんだとします。

通説とは異なる新しい解釈です。

私自身この事件について基礎知識がないのではっきりしたことは言えませんが、
山口組幹部であった盛力氏が、
当時直接触れた各種情報、
そして幹部だからこそ分かる状況判断が盛り込まれているため、
かなり説得力がある話になっていると思いました。

もちろん、
今後いろいろな証言などと突き合わせていかないと、
この著者の解釈が真実であると断定はできないと思います。


六代目会長による五代目組長に対するクーデターについても新説が提示されます。

五代目組長が中野に対して宅見若頭射殺を容認した証拠をつかんだ六代目会長がその証拠を突きつけて、
五代目組長を引退に追い込んだとします。

第7章の説明と併せて読むと首尾一貫していて、
かなり説得力がありますが、
たた、
この解釈を事実だと断定するほどの証拠が示されているわけではありません。


他に興味深かったのが、
それ以前には巨額の大金とは縁遠かった暴力団がバブル景気を境に巨額の大金を動かすようになり、
なかには数千億単位の蓄財を行うものもあらわれたという指摘です。
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