３シーズンの亜高山帯〜高山帯では、最強の超軽量ペグ

実測１本あたり5.5gの登山用超軽量ペグです。
ペグの頭の樹脂には、
2mm径のロープが通せる穴があります。


この手のUL系アイテムは、
ヴァーゴのチタニウムテントステイクULやチタニウムゴートのカーボンファイバーテントステイクのように、
一般的な登山用品選びからすれば「奇を衒う」くらいの印象かと思います。
MSRのカーボンコアステイクも同様かと思いきや、
使ってみるとバランスに優れた良品だと感じました。


2012年の夏に、
南アルプス6泊7日と北アルプス2泊3日×2回の縦走してきました。
そのいずれの場面でも、
MSRのカーボンコアステイクをメインとして使いました。
砂利混じりの樹林帯や、
完全に岩稜帯のテント場もありましたが、
頭を石でガツンガツン打っても折れる・曲がるといったトラブルは皆無です。
ペグの頭の樹脂部分も一切欠けたり割れたりすることなく、
全くのノートラブルです。
アライのスティックペグやMSRのニードルステイクが登山用ペグの定番かと思いますけど、
汎用性・万能性でこれらに匹敵します。
長さは1cm短い15cmですが、
重さは6割以上も軽く、
アライのスティックペグを2本よりも本製品3本のほうが軽いくらいです。
山岳用のペグの定番を塗り替えてしまった感すらあります。
「迷ったらコレ」だと、
強く推奨します。


ただし、
先端のアルミはチタンほど頑丈ではありません。
購入時はキレイな円錐型だった先端が、
縦走後は拉げた形になり、
赤い塗装も剥げてしました。
実用上は問題ないので私は気にしていませんが、
人によっては注意が必要です。