何か核となる各論がほしい気がします
器用貧乏とまでは言わないが、
この著者は相当にあちこちに思考が飛ぶように思う。
それぞれの場面で言っていることは面白いことともあったり、
くだらないこともあったり、
使い古されたネタであることもあったりだが…。

各論なしの概論を興味深く読ませるのは誰が書いても難しいと思うけれど、
この人は、
本当は書きたい各論があるのに概論を書こうとするから、
余計とっ散らかってしまうのではないかと考えてしまうほど。


この本の趣旨は、
「クラシックは敷居が高い」と世間一般の人たちは思っていて、
「そうではないですよ」ということらしいが、
これ自体は別に目新しくない。
むしろ、
著者なら「クラシックは敷居が高い」と思われているから不人気なのか、
「単にくだらない」と思われているから不人気なのか、
など色々面白そうな調査ができそうな地位にいる気がするし、
もうすこし違った切り口で「クラシック音楽入門」が書けそうな気がします。
また、
解決策が「とりあえず聴いてみて」というのでは、
それ自体には大いに賛成だし、
それしかないと思うけれども、
活字にする上ではもう少し何かないと、
大して面白い発想だとも思えない。


一方、
本書で音楽史の叙述が大きな部分を占めていることは素晴らしいと思う。
また、
その音楽史の叙述が、
最近の音楽までもカバーしているのは、
この著者の面目躍如たるところがあると思う。
但し、
細かい点に不正確な点(例えば、
バロック音楽の音楽史的意義を論じるのにモンテヴェルディの仕事に触れないというのはありえないだろう)とか、
明らかに誤っている点(バッハのロ短調ミサはカトリック教会の依頼で作られた?)など、
言葉の悪い意味で「テキトー」としか思われないような記述があり、
それらが気になったのも事実。


いずれにせよ、
あまたある「クラシック入門」的な本と同様、
知っている人には乱暴に見え、
知らない人にはあまり意味のよくわからない単語の羅列にしか見えないような、
そういう類の本になってしまっている恐れがあるように思われた。
人生が深まるクラシック音楽入門 (幻冬舎新書 い 16-1)

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