死生観
はじめに、
私事ですが、
本書を読む切っ掛けになったのは、
私自身、
精神疾患を患ったこともあり、
「生きる」とは何なのか?「死」と向き合うとは何なのか?と真剣に悩み、
仏教関係の本を読み漁ったりした時期もありましたが、
これといった明白な答えも出せず、
ただいたずらに時間だけが過ぎていき、
悶々としていた時期に、
偶然、
本書と巡り会うことができました。


本書は、
金子さんがお亡くなりになられる1ヶ月前あたりから執筆された御本ということだけあって、
それこそ中盤以降は、
金子さんの死生観がたくさん詰まっており、
まさに“今”、
死と隣合わせの立場にいる金子さんの揺れ動く心の内を赤裸々に綴った、
それはもう命懸けの一冊に感じ取れました。


マスコミ紙上では、
金子さんは、
自分の最期、
葬儀までも、
自らプロデュースした、
まるで人生を悟られた、
大変、
稀有な方だったと紹介されていましたが、
改めて本書を読んでみると、

「なんで、
治らない病気にかかるんだよ。
仕事も順調なのに、
なんで人生のチャンスをもらえないんだよ。
なんで、
すぐ死んじゃうんだよ。
なんで、
今すぐ死ななきゃいけないんだ。
俺、
なんか悪いことしたか?ねぇ、
俺が悪いのか?」
と、
自分の運命を呪ったことも何度かあると吐露しており、
金子さんも、
「生」と「死」の狭間で、
ものすごい葛藤をされてきたお方なんだ。
人間である以上、
煩悩を拭い去ることなんてできないし、
この姿こそ、
まさに人間そのものなんだ!!と感じたら、
金子さんも、
さぞかしおつらかっただろうな…と、
思わず感傷に浸ってしまいました。
それでも、
金子さんが自暴自棄にならずに人生を達観され、
自身の死生観を最期まで貫き通されたことには、
本当に頭が下がるばかりです。


後半の奥様の執筆された「あとがき」を読んだ際には、
不覚にも涙がこぼれ落ちました。

しかし、
奥様の文章には、
ある種の悟りとも言える境地を感じ取ることができました。

「今までと違っているのは、
金子があの世側にいるということだけ。
金子はあの世側に移り、
私はこの世側に残った感覚…。

と仰る奥様の達観された言葉には、
ただただ敬服するばかりです。
僕の死に方 エンディングダイアリー500日

その他の感想

レビューに疑問
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