社会人のための国際法入門

普通の人にとって分かったような分からないようなはっきりしない

もの。
それが国際法ではないでしょうか？

身近な例ではＰＫＯによる自衛隊のイラクへの派兵の根拠となった

「集団的自衛権」。


国際法の概念を理解していないと、
ただの屁理屈にしか聞こえない

かもしれません。


東京裁判が国際法的に無効だと言う事も、
領土問題も、
国際法を知

らないと正確に理解出来ないのです。


例えば、
国際法の理解無しに「どこそこの土地は歴史的にどこそこ

の国のものだ」とどんどん遡っていったら、
現在の米国は消滅して

しまいます。


本書によって、
これらの疑問が解消されるでしょう。


本書の内容は国際法をきちんと勉強しようとする人にとっては物足

りないかもしれませんが、
忙しい社会人が一般常識としての国際法

の概念を知るためにはお薦めです。


図解も多く、
分量もそんなに多くないので、
通勤電車等で気分転換

がてらに読む事も可能です。


また、
興味がある人は本書を読んでから本格的な入門書に移ってい

くと比較的楽に国際法を学習出来るのではないでしょうか？

ただし、
国際法を勉強する意図と時間がある大学生等にはお薦めし

ません。


そのような場合は、
最初から本格的な入門書で勉強する方が無駄が

ないでしょう。