Windows7に満足している人は買う必要はないと思います

仕事の都合上どうしても必要になるので購入しました
2時間程度しか触っておりませんが、
所感を述べさせていただきます。


リリース前から囁かれてはいましたが、

Win8は、
Win7の秀逸さと比べると残念な出来上がりと言わざるを得ないと思います。

その原因の一つが「インターフェースの刷新」。

タイル表示を特徴とする「モダンUI」はiPadなどタブレット端末人気を受けて実装されたインターフェースだと思われますが、

WindowsそのものがデスクトップOSとして広く定着しているにも関わらず、
このUIを統合する意味がまったく分かりません。


しかもこのUI、
個人的な感想ですがPCにとってもタブレットにとっても邪魔以外の何物でもありません。

従来のPCユーザーにとっては、
モダンUIはカーソルの移動範囲が広いし、
たいへん使い勝手が悪いです。

またタスクバーからスタートメニューが消えてしまっているため、
ユーザーはプログラムを起動させるたびに
「タイル表示に切り替え」→「タイルでアプリを探す」→「プログラムを起動する」→「デスクトップに戻る」といった具合に操作しなければならず、

これを何度も繰り返すのは大変に疲れます。


そのくせ、
タッチ操作では辛そうな細かい設定なども残っていて、

どっち向けともとれない、
なんとも中途半端な仕上がりになってしまっているように感じます。


スティーブ・バルマー氏はリリース時「ユーザーにとって新たな幕開けになるだろう」と発言しましたが、

多くのユーザーが純粋に求めているのは使いやすく機能的な製品であり、
慣れ親しんできたOSと別物の製品ではないと思います。


シェアの大きいOSゆえ、
初心者も少なからずいるはずで、
パソコン教室に通ってやっとこさ使い方を覚えた人にとっても、
この変化は負担でしかないはずです。


ターゲットを見誤り、
Windowsの良いところを壊してしまっている。
そう感じました。


とはいえ、
Windows7から進化していると感じさせる部分も確かにありました。