古き良きアメリカンポップスの王道（ちなみに彼はカナダ人です）

本作収録の『HAVEN`T　MET　YOU　YET』のPVで初めて彼の曲を聴き、
てっきりＪ・ムラーズやＤ・パウター系のＳＳＷ路線の人だと思い込んでました。

が、
本作で彼が繰り広げているのは、
フランク・シナトラ直系の、
本格ビッグバンド・ジャズ/ブルースであり、
古き良き王道アメリカンポップスでありました。

普段、
こういった音楽とは全く無縁のワタクシですが、
これは、
素晴らしいアルバムですね！
なにより、
マイケルのVoが圧倒的です。
デヴィッド・フォスターが惚れ込んだのがよく分かります。

今どき、
彼の若さでこんな作品を世に送り出し、
易々とチャートのトップに押し上げるなんて、
その力量が成せる技としか言いようがありません。

誰もが知ってるようなスタンダードナンバーを中心に据えた選曲も、
非常にイイです。

そう言えば、
ロッド・スチュワートやロバート・プラントも、
こんな感じのアルバムを、
ここ数年作り続けてますね。

こういった作品も、
たまに聴くと気分が一新します。

というか、
僕も、
こんな楽曲たちを違和感なく楽しめるような歳になったんだなあ、
と考えさせられたりもしました。